オフィシャルレポート
REPORT オフィシャルレポート 2024 vol.01 奈良県御所市立大正小学校3年生 出前授業
奈良県御所市立大正小学校3年生 出前授業
2024年7月2日(火)、奈良県御所市立大正小学校にてヘアドネーションについての出前授業のご依頼をいただき、JHD&C(ジャーダック)代表が講師を務めさせていただきました。
当日の様子
インクルーシブ教育(※)の取り組みの一環として、3年生を対象に実現した今回の出前授業。
事前に研究授業が行われ、生徒と教員の皆さんでJHD&Cのヘアドネーションについて学んでいてくださいました。
実際にウィッグをかぶって体育館で体を動かして遊んだあと、「ウィッグをかぶる生活」についてディスカッションをしました。
「ウィッグは、外に出かけるときにつけたい」
「つけるかつけないかは、自分で決めたらいい」
「人それぞれだ」
……など、生徒の皆さんから正直な意見が活発に発表されました。
そして今回の出前授業をふまえて、後日「振り返り」の授業が行われました。
授業後のアンケートの一部を抜粋してご紹介します。
- カツラをつけていると、目に入ったり、かゆかったり、あつかった。
- じっさいにウィッグをかぶってみると、髪の毛がない人はたいへんなんだなあと思いました。
- ウィッグに人の毛をつかっているのをはじめてしった。はずかしいから、自分はがんばってかぶると思う。
- かみの毛がなかったら、人にわらわれたり、いじめられたり、こそこそ話をされたり、じろじろ見られたり、さべつをされたりして、その人はかなしい思いをしているってことがわかりました。
- いやな思いをさせないために、人の気もちをかんがえることが大事だと思った。
- しらないことをしれて、うれしかった。
JHD&Cではヘアドネーションを通して、ウィッグが必要とされるのはなぜ?多様性や選択肢とは?見た目の問題とは?そういったことについても皆さんと考えています。
生徒、教員の皆さまにとって、多様性を認め合うこと、そしてヘアスタイルという個人の尊厳について考えるきっかけとなれば幸いです。
今回の出前授業をご依頼くださった大正小学校教員の皆さま、授業に取り組んでくださった生徒の皆さま、ありがとうございました。
当日の様子はNHK奈良放送局の夕方のニュース「ならナビ」内で放送されました。
WEB記事からご覧いただけます。
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